ゲシュタルトの祈り
私が心理カウンセラーの勉強をしているときに出会った言葉を紹介します。
この言葉で少しでも心が軽くなる方がいらっしゃれば嬉しいです。
私は私のことをする
あなたはあなたのことをする
私は、あなたの期待に応えるために生きているわけではない
そしてあなたも、私の期待に応えるために生きているわけでなない
私は私 あなたはあなた
もしも偶然、私たちの心が触れ合うならば、それは素敵なことだ
もし触れ合えないとしても、それは仕方のないことだ
byフレデリック・パールズ
「ゲシュタルトの祈り」とは、ドイツの心理学者フレデリック・S・パールズ(1893~1970年)がローラ夫人と共に創設した「ゲシュタルト療法」で使われる「祈り」です。
すべてをあるがままに受け入れることが大切であり、
ないものねだりをしないで、あり得ないものを追い続けない。
すると新たな関係が生まれる。
そのような人間関係から、さらに積極的な人間関係が生まれる可能性もあるのではないでしょうか。
悩み、苦しむのは、「こうあらねばならない」という考え方が常に念頭にある方に多いように思います。
自分がこうしているのだから、相手は当然自分に対してそうするのが当然であるという思い、自分がやった分だけは相手も自分に返すべきである。
また、それは人に否定されると落ち込む人に多いようにも思われます。
お互いに強制しない、また、干渉しない人間関係も、人間関係を正常に保つひとつの生き方です。
そして、健全な人間関係にはある程度の距離感が必要なのではないでしょうか。