心と体が軽くなる みのお腰痛セラピーのhappyブログ!

緑豊かな箕面の山の麓にある整体院の院長のブログです。

東洋医学的な病気の考え方(その2)~血液の汚れと様々な症状~

前回は東洋医学では「万病一元、血の汚れから」という考え方があるということ、
そして、体内ではその汚れから何とかして細胞を守ろうとする働きが起こり、その結果、様々な症状としてあらわれると考えられているということをご紹介しました。

ではどういった症状としてあらわれると考えられているのでしょうか?
たとえば、「動脈硬化、高血圧、血栓」や「発疹」、「炎症」、「ガン、出血」など様々な症状が血液の汚れであるといえます。

動脈硬化、高血圧、血栓」で考えると、
血液がドロドロに汚れていると、体は血液の汚れを浄化する作用として、血液は血管の内壁に汚れを沈着させてでも血液自身を浄化させようとする反応があらわれます。
これが「動脈硬化」となります。
その結果、血液の通り道が細くなるため、心臓はより力を入れて血液を押し出さなければならなり、これが「高血圧」となります。
更に、同じような生活習慣を続けていると、今度は血管の中で血液の汚れ(多すぎるコレステロール中性脂肪など)を固めてしまい、血液をなんとかサラサラに保とうとします。そのかたまりが「血栓」となります。
この「血栓」にも見られるように、すべての病気には理由があり、身体がより健康になろうとする働きなのだと考えます。

また、「発疹」でいうと
皮膚は身体を外界から保護する器官であると同時に、若干ながら呼吸、吸収、排泄などの働きを行っています。
特に汗腺からの発汗や、皮脂腺からの脂肪の排泄などは、まさしく体内の老廃物の排泄現象といえます。
そこで、血液が汚れると、この皮膚の排泄機能を使って、体外に老廃物を出そうとするメカニズムが働き、その反応として「発疹」としてあらわれると考えられています。
発疹にもジンマシンや湿疹、アトピーなどいろいろな病名がついていますが、それらは人間が後からつけたもので、これらは体内の血液の汚れの排泄現象、つまり血液の浄化反応だと考えられています。

同じように詳細は割愛しますが、「炎症」や「ガン、出血」、またその他の症状も血液の汚れによる浄化反応であると考えられています。

その3~血液の汚れる原因~に続く